(ブルームバーグ): 6月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)によれば、中長期のインフレ期待が速報値から下方修正された。速報値では14年ぶり高水準となっていた。利上げペース加速を巡る米金融当局の切迫感を和らげる可能性がある。

  5−10年先のインフレ期待は3.1%と、速報値の3.3%から下向きに修正された。1年先のインフレ期待は5.3%だった。

  ミシガン大消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は発表文で、「6月確定値での長期インフレ期待の下方修正は、数年先に関して極めて低いインフレを予想する消費者の割合が高まったことが理由だ」と説明した。  

  パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は今月の連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、ミシガン大消費者マインド指数(速報値)のインフレ期待上昇に触れ、「強く目を引く統計だった」と発言。FOMCはこの会合で0.75ポイント利上げを決定した。

  6月の消費者マインド指数(確定値)は50と過去最低。速報値の50.2から小幅に下方修正された。前月は58.4だった。

  同指数の大幅な低下は、数十年ぶりの高インフレやここ1カ月における株価急落、リセッション(景気後退)懸念が強まる中で経済情勢に対する見方が全般的に落ち込んでいることを反映している。

  現況指数は53.8に下方修正され、過去最低を更新。期待指数はやや上方修正されたが、それでも過去最低付近にとどまっている。

  統計の詳細は表をご覧ください。

 

(統計の詳細を追加し、更新します)

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