(ブルームバーグ): 5月の米中古住宅販売成約指数(季節調整済み)は、市場予想に反し前月比で上昇した。7カ月ぶりのプラスとなったが、住宅ローン金利が上昇する中で傾向としては厳しい状況が続いている。

  統計発表元である全米不動産業者協会(NAR)のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「中古住宅販売成約指数は前月比で小幅に上昇したが、住宅市場が転換期にあるのは明らかだ」と指摘した。

  住宅価格が高騰している上、ローン金利は2008年以来の高水準付近で推移しており、買い手の環境は厳しさが増している。金利上昇により借り入れコストは一段と高まることが予想されるが、一方でそれにより住宅需要が抑制され価格上昇圧力が緩和される可能性はある。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先週の議会証言で、住宅市場は減速しつつあり、住宅価格は「かなり速いペースで」横ばい状態になり得ると述べていた。

  中古住宅販売成約指数は地域別では、前月比で北東部と南部で上昇。中西部と西部では低下した。前年同月比では4地域全てで低下した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の情報を追加し、更新します)

©2022 Bloomberg L.P.