(ブルームバーグ): 米KKRは東芝の買収合戦に加わる可能性から退きつつあると、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が事情に詳しい関係者の話として報じた。

  FTによると、KKRは東芝全体の買収には関心を失ったが、非上場化の過程でスピンオフ(分離・独立)される事業については取得したい意向があるという。KKR撤退となれば、同社と競い合ってきた米ベインキャピタルなどに東芝買収への道が開かれる可能性がある。

  KKRはFTに対しコメントを控えた。

  東芝広報の原みどり氏はブルームバーグ・ニュースに対し、今月2日に公表した通り非公開化に関する初期的な提案を8件、上場維持を前提とした戦略的資本業務提携に関する初期的提案を2件受け取っているが、「提案内容および各候補先の詳細は公表していない」と説明。提案を総合的に評価した上で「速やかに最終プロセスに招へいするパートナー候補を絞り込む予定」だと続けた。

  ブルームバーグ・ニュースは5月、KKRは米ブラックストーンと共に東芝に対する共同買収提案を検討していると報じていた。

東芝がアドバイザー追加、ブラックストーンも買収参戦検討−関係者

(2段落目以降に詳細を追加して更新します)

©2022 Bloomberg L.P.