(ブルームバーグ): 28日の米株式相場は続落。大型テクノロジー株が売られ、相場全体の重しになった。米消費者信頼感が悪化したことも響いた。ドル・円相場は上昇し、136円台前半で推移した。

  S&P500種株価指数は前日比2%安の3821.55。ダウ工業株30種平均は491.27ドル(1.6%)安の30946.99ドル。ナスダック総合指数は3%下落。

  アナリストらが企業業績に関して強気な見方を維持し、S&P500種構成企業の利益に関する予想が過去最高となる中、消費者信頼感の統計では今後6カ月の見通しを反映する期待指数がほぼ10年ぶりの水準に低下した。

米消費者信頼感、1年4カ月ぶりの低さ−インフレ懸念が深刻化 (1)

  これをきっかけに、S&P500種は下げに転じた。朝方には一時1.2%値上がりしていた。アマゾン・ドット・コムやテスラなど大型ハイテク株を中心にナスダック100指数は3.1%値下がり。四半期末を控えたポートフォリオ調整の動きもボラティリティーを増幅させた。

  UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの米州資産配分責任者ジェーソン・ドラホ氏は「確信を持って一つ言えることは、インフレの減速が明確に示され、米金融当局がタカ派スタンスを弱めてリセッション(景気後退)に向かう道筋が取り除かれるまで、市場の高いボラティリティーは続く可能性が高いということだ」と述べた。

  米国債市場ではニューヨーク時間午後4時11分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.18%。

  外国為替市場ではドル指数が上昇。月末の調整に伴うフローに加え、株安を背景とした逃避需要に支えられた。ドルは主要10通貨に対して全面高。資源国通貨は一時の上げを消した。

  ドル・円は原油価格の上昇などを背景に、一時136円38銭まで値上がりした。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%上昇。ニューヨーク時間午後4時12分現在、ドルは対円で0.5%高の1ドル=136円18銭。ユーロは対ドルで0.6%安の1ユーロ=1.0525ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は3営業日続伸。リビアやエクアドルで供給停止の可能性が高まり、市場のタイト化に拍車が掛かる中、主要7カ国首脳はロシア産の原油・ガス価格をどのように抑制できるか関係閣僚らに急ぎ協議させることで合意した。

G7首脳、ロシア産原油・ガス価格抑制の方策を閣僚に指示−声明草案

  ロシア政府のデータによれば、同国産ウラル原油は北海ブレントに対して上昇している。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は、前日比2.19ドル(2%)高の1バレル=111.76ドルで終了した。ロンドンICEの北海ブレント8月限は2.89ドル上昇し、117.98ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続落。金融政策引き締めの見通しと経済成長の見通しを両にらみする中、ドルが上げ幅を拡大したことが金の売りにつながった。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.2%安の1オンス=1821.20ドルで終えた。

Treasuries End Little Changed After Erasing EGB-Led Declines(抜粋)

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