(ブルームバーグ): 米電気自動車(EV)メーカー、テスラはカリフォルニア州の施設閉鎖に伴い自動運転支援システム「オートパイロット」部門で数百人を解雇した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。幅広い人員削減の一環で、これまでに明らかになったものでは最大級。

  関係者が情報の非公開を理由に匿名で語ったところでは、対象となる従業員は28日に通知を受けた。同州サンマテオのオフィスにある複数の部署は、オートパイロットに関連する顧客の車両データ評価といわゆるデータラベリング業務を担っていた。

  関係者の1人によると、約200人が解雇の対象となり、その多くがデータアノテーションのスペシャリストで給与所得者(固定給従業員)と契約社員の両方が含まれた。サンマテオのオフィスには約350人が勤務しており、その一部は近くの施設に異動した。

  テスラにコメントを求めたが、現時点で返答はない。

  今回の措置は給与所得者の人員を減らす取り組みの一環。テスラはここ数年に進めた大幅増員の動きを後退させている。ドイツのベルリンおよび本社を置いているテキサス州オースティンで新工場を建設する同社では、従業員が全世界で10万人前後に膨らんでいた。

マスク氏、今後3カ月で固定給従業員10%減−全体で3.5%を削減へ

  テスラの株価は28日の時間外取引で一時1%未満の下落となった。

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