(ブルームバーグ): 中国人民銀行(中央銀行)は雇用とインフレ率を安定させる姿勢を強調した。金融政策が実体経済に対し一段と力強い支援を提供することをあらためて確認した。

  人民銀は貨幣政策委員会の会合を受けて29日公表した声明で、「雇用と物価を安定させる取り組みを調整する」と述べた。同委は24日の会合で、世界の経済成長率が鈍化傾向にありインフレ率も高止まりする一方、国内の新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みは最近改善したもののなお厳しい状況にあると判断した。

  声明によると、人民銀は物価を基本的に安定した状態に維持するため、国内の穀物供給増加と安定的なエネルギー市場を活用する。また小規模な企業向け包括的融資への支援を強化し、雇用情勢安定に向けてこれら企業をサポートするとした。

  人民銀の易綱総裁は今週のインタビューで、中国の実質金利が「かなり低い」との認識を示し、金融刺激策は金利引き下げよりも融資拡大に重点を置く可能性が高いことを示唆した。

中国経済に下向きの圧力と人民銀総裁−利下げより融資拡大重視か

China’s Central Bank Emphasizes Jobs and Controlling Inflation(抜粋)

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