(ブルームバーグ): 米金融当局はあまりにも長い間重大なミスを犯し、その影響は今や暗号資産(仮想通貨)市場にも波及しているため、今後さらに「大規模なメルトダウン」が発生する公算が大きい。暗号資産ヘッジファンド運営会社パンテラ・キャピタルのダン・モアヘッド最高経営責任者(CEO)が指摘した。

  連邦準備制度は翌日物金利を低過ぎる水準に抑え、債券市場を操作する政策を通じて、ゴールドマン・サックス・グループの元債券トレーダーであるモアヘッド氏が35年間の投資で目にした中で最悪の政策ミスを犯したと主張。連邦準備制度は前者についてはゆっくりと修正に取り組んでいるが、後者については理解していないようだと指摘した。

  同氏はリポートで「残念ながら、連邦準備制度はまだ自らがしたことを理解していないようだ」としている。

 

  モアヘッド氏は、ステーブルコイン「テラUSD(UST)」の崩壊を取り上げ、テラの経済・安定化モデルは持続不可能だったと指摘。暗号資産貸し付けを手掛けるセルシウス・ネットワークにも言及し、リスク管理慣行が不十分だったと分析した。暗号資産ヘッジファンドのスリー・アローズ・キャピタルについては、レバレッジが高過ぎて、マージンコール(追加証拠金請求、追い証)に対応できなかったとしている。

  同氏はこれらの出来事を「大規模なメルトダウン」と呼んでいる。「恐らく今後1、2カ月にあと幾つか続くだろう」との見通しを示した。 

More Major Crypto ‘Meltdowns’ to Come, Pantera’s Morehead Says(抜粋)

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