(ブルームバーグ): 来週のドル・円相場は1ドル=135円付近を中心に底固めの展開が見込まれる。米景気減速懸念を受けた米金利低下がドル・円の重しとなるものの、高水準の資源価格やサハリン2を巡るエネルギー問題を背景にしたドル買い・円売り圧力が下値を支えそうだ。

市場関係者の見方

三菱UFJ銀行の関戸孝洋チーフジャパンストラテジスト

日銀の名目実効為替レートを見ると6月中旬以降、円安スピードが調整されつつあった。国内投資家の外債処分が続いたことも影響したとみられ、この傾向は7月入り当初は続きそうただ、高水準にある資源価格を受けた円売り圧力は健在。サハリン2を巡る問題は、こうした資源輸入にかかる円売り圧力を一段と強めるリスクがあるとみている6月短観では設備投資項目で海外よりも国内での設備投資を増やす国内回帰の兆候が見えたことが目を引いた。海外の余剰利益の円転などの動きが徐々にドル・円の重しになる可能性がある米国では金利上昇に伴う米リセッションリスクへの思惑から、金利が低下しておりドル高修正圧力になる。こうした材料を総合するとドル・円にとって中立となっており、目先は135円台での底固めを続けることになりそう

来週注目のイベント

8日:米6月雇用統計

来週の主な予定

4日:米独立記念日(米休場)、ナーゲル独連銀総裁やデギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が発言5日:日本10年国債入札、豪中銀金融政策発表6日:米6月ISM非製造業景況指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月会合分)7日:日本30年国債入札、ECB金融政策理事会議事要旨(6月会合分)、ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事や米セントルイス連銀のブラード総裁が発言8日:日本5月国際収支、ラガルドECB総裁が講演、NY連銀のウィリアムズ総裁が講演

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