(ブルームバーグ): ユーロ圏のインフレ率が予想以上に上昇した。欧州中央銀行(ECB)には世界他地域の中銀が実施したような大幅な利上げを求める声が強まりそうだ。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表した6月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比8.6%と、5月の8.1%から加速した。ブルームバーグが調査したエコノミストらは8.5%を見込んでいた。ユーロ圏のインフレ率は過去12カ月のうち11回で予測中央値を上回っている。

  このデータは、域内の家計や企業にとって物価上昇による圧力が深刻化している様子を示す。今週これまでに発表された各国のインフレ統計では、フランス、イタリア、スペインが過去最高のインフレ率を記録し、ドイツは低下したものの一時的な燃料税引き下げや公共交通機関の料金割引が要因だった。バルト3国ではインフレ率が20%前後に上る。

Euro-Zone Inflation Hits Record in Boost for Big-Hike Calls (1)(抜粋)

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