(ブルームバーグ): 世界的なリセッション(景気後退)懸念が中国以外の新興市場国の株式を軒並み押し下げているが、中国株は明るいスポットになるとゴールドマン・サックス・グループはみている。

  ゴールドマンのストラテジスト、シーザー・マースリー、ジョリーン・ジョン両氏は1日付のリポートで、過去の下落局面を分析した結果、米国がリセッション入りすると、新興市場の株価はさらに8−15%下落する可能性があると指摘した。だが、MSCI中国指数には好機となり、マクロ経済指標の改善とともに上昇する可能性があるとの見方を示した。

  両氏は「米国がリセッション入りする可能性を市場は懸念しているが、中国株は引き続き国内活動に左右され、少なくとも短期的には新興市場の他の地域とは相関関係がないとみている」と記述した。

  高インフレとそれに対応する中央銀行の政策が懸念され、MSCI新興市場指数は年初来で約19%下落している。ただ、ゴールドマンによると、過去にS&P500種株価指数が少なくとも10%下げた時に新興市場指数は平均で26%下げてきたため、今回の下げはそれほどきつくはない。S&P500種は1月の高値から約20%下げ、弱気相場入りしている。

Goldman Sachs Likes Chinese Stocks as US Recession Fears Rise(抜粋)

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