(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、景気減速と金融政策の引き締めが進む状況下では、投資家は着実な利益が見込める企業に目を向けるべきだと主張した。

  デービッド・コスティン氏が率いるゴールドマンのストラテジストは1日付のリポートで、「経済成長の減速と金融状況の引き締めという環境は、歴史的に『質の高い』株式のアウトパフォームを後押ししてきた」と指摘。安定して利益を上げる企業やヘルスケア業界、今年下期に高配当と成長の両方が見込まれる企業への投資を推奨した。

  今年1−6月の米国株は50年余りで最悪の下落率を記録。根強いインフレ、リセッション(景気後退)リスク、消費者信頼感の冷え込みによる企業利益への悪影響という三重苦を背景に、投資家心理は暗いままだ。ゴールドマンのストラテジストらは先週、米経済がリセッション入りするかどうかにかかわらず、S&P500指数構成企業の平均では利益率が来年低下する公算が大きいとの見方を示した。

  S&P500種が年初来で20%安となる中、ゴールドマンが利益の振れ幅の小さい企業を集めた独自のステーブル・グロース・バスケットは同15%安にとどまった。バスケット構成銘柄の平均はラッセル1000指数構成銘柄の平均に比べ13%高いバリュエーションで取引されていると、ゴールドマンのストラテジストらは指摘した。

Goldman’s Kostin Favors Firms With Stable Profit as Growth Slows(抜粋)

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