(ブルームバーグ): 米ヘッジファンド運営会社ブルークレスト・キャピタル・マネジメント出身のモヒット・クラナ氏が運用するサザン・リッジス・マクロファンドは、金利上昇と各国・地域の経済政策の乖離(かいり)に着目する投資が成功し、今年1−6月(上期)のリターンが推定プラス15%と好成績を残した。事情を知る関係者1人が明らかにした。

  非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、同ファンドの6月単月のリターンはプラス3.3%だった。クラナ氏(43)が創業したサザン・リッジス・キャピタル(運用資産額12億ドル=約162 0億円)は、シンガポールとニューヨークにポートフォリオマネジャー27人を擁する。同社は電子メールでコメントを控えると回答した。

  株式に特化するヘッジファンドが不安定な相場に苦戦する一方、金融緩和の下で何年も苦しい状況が続いたマクロヘッジファンドが勢いを取り戻しつつある。

  世界のマクロヘッジファンドの成績を反映するブルームバーグ・マクロヘッジファンド指数は今年1−5月に5.3%上昇したが、全てのヘッジファンドに連動するブルームバーグ・オール・ヘッジファンド指数は4.2%下落した。S&P500種株価指数は年初来で20%下げている。

  関係者によると、サザン・リッジス・マクロファンドは2019年1月の運用開始以降の年間リターンがプラス8.5%となった。ブルームバーグ・マクロヘッジファンド指数の18年12月末から今年5月31日までの年間騰落率はプラス7.4%だった。

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