(ブルームバーグ): ブリンケン米国務長官は今週、インドネシア・バリ島で開催される20カ国・地域(G20)外相会合に合わせて、中国の王毅外相とロシアのウクライナ侵攻について率直に意見交換する予定だ。同長官はG20外相会合に出席するロシアのラブロフ外相との個別会談は予定していない。バイデン米大統領はウクライナ侵攻を理由にG20からのロシア除外を求めている。

米国務長官、中国外相と「率直な意見交換」へ−ウクライナ侵攻巡り

  米国のバーンズ駐中国大使は4日、ウクライナでの戦争を巡りロシアの「うそ」拡散を控えるよう中国外務省に求めた。米国の駐中国大使が直接的かつ公に非難を展開するのは異例。

中国外務省はロシアの「うそ」拡散やめよ−バーンズ大使が異例の非難

  北大西洋条約機構(NATO)はスウェーデンとフィンランドの加盟手続き開始を正式に承認した。ウクライナ侵攻を受けてロシアに対する東部方面の防衛力強化に一歩近づいた。

  ウクライナ情勢を巡る最近の主な動きは以下の通り。

米国務長官、中国外相と「率直な意見交換」へ

  ブリンケン米国務長官はG20外相会合出席のため、6日にバリ島に向け出発。同会合はウクライナ侵攻に伴う影響が中心議題となる見通し。同長官は中国の王毅外相とも意見交換する。クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が5日、ワシントンで記者団に明らかにした。

  クリテンブリンク次官補は「米国はロシアによる野蛮なウクライナ侵攻を巡り、中国だけでなく他の責任ある国際社会のメンバーにわれわれが期待することについて、ハイレベルで連絡を取り合ってきている」と説明。「この件で率直に意見交換し、ウクライナ問題でわれわれが中国に期待する行動と期待しない行動とを伝える上で、今回は新たな機会になると思う」と付け加えた。

米国務長官、ロシア外相との会談予定せず−G20外相会合に合わせ

  ブリンケン米国務長官はG20外相会合に出席するロシアのラブロフ外相との個別会談は予定していないと、国務省のプライス報道官が5日先に明らかにした。

ドネツク州知事、クラマトルスクとスラビャンスクの住民に退避勧告

  ウクライナ東部ドネツク州のキリレンコ知事はロシアの攻撃が激化しているとして、同州のクラマトルスクとスラビャンスクにとどまる住民に対し退避を促した。

ロシア・ルーブルが下落、安全な米ドルに投資家が逃避

  5日の外国為替市場で、ドル高進行を受けてロシア・ルーブルが4カ月ぶりの大幅安。一時11%安の1ドル=62.30ルーブルとなった。ロシアは資本規制を緩和し、企業に輸出で得た収入をルーブルに換金する義務を撤廃した。

ロシアの主要パイプライン、完全復旧は「最もあり得るシナリオではない」−ゴールドマン

  ロシアが天然ガスを欧州に供給する主要パイプライン「ノルドストリーム1」が今月予定するメンテナンス後、フル稼働で復旧することはないかもしれないと、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。ノルドストリーム1は今月11−21日にメンテナンスのため稼働を停止する見通しで、需給ひっ迫への懸念からここ数週間はガス価格が上昇している。ロシアは既に同パイプラインの稼働率を約40%に引き下げていた。ゴールドマンのアナリストはリポートで、「ノルドストリーム1はメンテナンス後に完全に復旧すると当初は見込んでいたが、もはやこれが最もあり得るシナリオだとはみていない」との見解を示した。

Ukraine Latest: US Plans Frank Talks With China on Russia’s War(抜粋)

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