(ブルームバーグ): 米供給管理協会(ISM)が発表した6月の非製造業総合景況指数は約2年ぶりの低水準になった。人材確保が引き続き難しく、供給が制約されている中、受注が軟化した。

  新規受注が2ポイント低下したものの、ISM製造業指数の生産に相当する業況指数は上昇。需要の伸びが昨年終盤より鈍化しているものの、依然として堅調であることを示唆した。

  高インフレを背景に総合景況指数は過去7カ月で6回低下、昨年11月に付けた過去最高水準から約13ポイント低下している。仕入価格の指数は80.1に低下したものの、なお高水準を維持した。

  ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は発表文で、「ロジスティック問題や制限のある労働力、原材料不足、インフレ、新型コロナウイルスの感染拡大、ウクライナでの戦争がサービスセクターに引き続き悪影響を与えている」と指摘した。

  6月は全18業種が活動拡大を報告。鉱業や建設などで拡大が目立った。

  雇用指数はほぼ3ポイント低下して47.4と、2020年7月以来の低水準で縮小を示した。

  人材確保の困難がリードタイム(発注から納品までにかかる時間)や受注残が加速している要因かもしれない。過去2カ月低下していた受注残の指数は前月比8.5ポイント上昇。1カ月の伸びとしては過去4年余りで最大となった。

  在庫指数は今年の最低水準に低下した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を加え、更新します)

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