(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁はインフレ見通しが改善しない場合、ECBが7月と9月に合計で最大125ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げを行うべきだと述べた。

  先を見越して域内経済を安定化させるため、最初の7月の利上げ幅は50bpで、9月8日の金融政策決定会合ではさらに大幅な利上げを検討すべきだと、ホルツマン総裁は9日に掲載されたオーストリア紙クローネン・ツァイトゥングとのインタビュー で語った。

  ホルツマン総裁は「状況が改善しなければ、0.75ポイントの利上げがやがては必要になる可能性がある」とし、「明確な金利手段を講じるべき時が来た。さもなければインフレは強固になるだろう」と指摘した。

 

  ホルツマン総裁の見解は、7月の初回利上げ幅が0.25ポイントで9月に追加利上げを行うと示唆するECBのフォワードガイダンスと食い違う。ラガルドECB総裁は9月の利上げはインフレの進展状況次第だとしており、7月より大幅になる可能性があるとしている。

  他の政策当局者も0.25ポイントを上回る7月の利上げを少なくとも検討すべきだと主張する。それでもホルツマン氏が提案した0.75ポイントの利上げは「漸進的」な政策正常化計画とは異なる。

  ホルツマン総裁は、ユーロ圏のインフレ率が目標の2%に戻るかどうかはどのような政策措置を講じるかで決まるとし、2024年までかかる可能性があると述べた。

ECB’s Holzmann Foresees Steep Rate Hikes to Stem Fast Inflation(抜粋)

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