(ブルームバーグ):

東京株式相場は3営業日続伸。参院選で与党の自民党が大勝し政治情勢が安定する期待が広がった。米国で雇用者数が市場予想を上回ってリセッション(景気停滞)懸念が後退したことも追い風になった。医薬品や銀行、陸運など内需関連が高く、外国為替市場で円安が進む中で自動車や精密機器など輸出関連も堅調だった。

市場関係者の見方

水戸証券投資顧問部の酒井一チーフファンドマネジャー

アジア株が軟調の中で日本株は強く、参院選で自民が大勝し安定政権へ市場の期待が高まっているとうかがえる米雇用統計は、景気懸念のあった株式市場にとってひと息つける内容だったただ米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め路線は変わらないため、先行きは楽観はし過ぎないほうが良い。日本株も選挙結果だけで逆行高を持続できるほど政策が出てくる印象はない

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長

米雇用統計は、インフレを抑えるために75ベーシスポイントの米利上げを予定通りできる内容である一方、決して景気は悪くないという意味でバランスが取れていた参院選での与党勝利は方向性を間違わなければ政権が安定し、日本株市場に資金を呼び込む大きな材料の一つになる。安倍氏の事件前から見込まれていたためサプライズではないが、選挙結果を受けてこの2年ほどはある程度思い切った政策ができる形になった

東証33業種

背景

米雇用者数、6月は予想上回る伸び−失業率は50年ぶり低水準付近自民が大勝、単独で改選過半数を超える−安倍元首相死去後の参院選参院選で日本株に「長期政権への切符」期待高まるドル・円相場は一時1ドル=137円台前半−24年ぶり円安水準上海で初の「BA.5」感染、市当局は「非常に高い」リスク警告安川電株が下落、営業益が市場予想下回る−中国都市封鎖の影響と指摘

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