(ブルームバーグ): 11日の欧州株は下落。中国で新型コロナウイルス再流行の兆しが見られ、同国での感染対策が強化されるとの懸念が高まる中、投資家は重要な企業決算シーズンに備えている。

  ストックス欧州600指数は0.5%下落。一時は1.5%安まで売り込まれた。この日は自動車、旅行・娯楽、鉱業銘柄の下げが目立った。ヘルスケアや公益といったディフェンシブな銘柄は上昇した。

  バークレイズ・プライベート・バンクのチーフマーケットストラテジスト、ジュリアン・ラファーグ氏は「今年と恐らく来年に企業利益の見通しは落ち込むだろうが、ある程度は織り込み済みだ」とした上で、「問題はどの程度の落ち込みかだ」と述べた。

  欧州債市場では中期債中心にドイツ債が上昇。安全資産としての需要を集めた。主要ガスパイプラインのメンテナンス作業が終了してもロシアが供給を再開しなければ、ユーロ圏はリセッション(景気後退)に陥る恐れがあるとの懸念が広がっている。

  短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)による年内の利上げは計146ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と織り込まれている。先週は147bpだった。

  イタリア債はドイツ債をアンダーパフォーム。両国債のスプレッドは2bp拡大した。

  英国債は幅広い年限で上げ幅を縮小。株の下げ幅縮小に反応した。トレーダーの間ではイングランド銀行(英中央銀行)による年末までの利上げ見通しは計151bpと、8日から8bp上昇した。

7月11日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

 

European Stocks Fall Amid Earnings Worries, China Covid Flareup

(抜粋)  

  

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