(ブルームバーグ): 債券相場は下落。前日の米長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行。需給環境が懸念される超長期債も引き続き安かった。一方、この日の流動性供給入札が無難に通過したことや、日本銀行が先物決済に使われるチーペスト(受け渡し適格最割安)銘柄を含む指し値オペを通知したことは相場を下支えした。

市場関係者の見方

みずほ証券の鈴木優理恵マーケットアナリスト

超長期債は海外金利上昇をきっかけにきのうから地合いが悪い。来週の40年債入札への警戒感も一定程度あるのではないか中期債はイールドカーブコントロール(YCC)で抑えられており、超長期債と比べて金利変動は少ない。5年債はプラス金利で、投資家のキャッシュ潰しニーズがある日銀の決定会合の結果発表をあすに控えるが、YCC修正観測で長期ゾーンを中心に売られた6月会合前と比較すると落ち着いている流動性供給入札の結果は、市場実勢と離れておらず無難だった

流動性供給入札

対象は残存期間1年超5年以下応札倍率は同年限が前回実施された5月6日の4.42倍を下回る3.47倍。最大利回り格差は-0.002%、平均利回り格差は-0.004%備考:流動性供給の過去の入札結果 (表)

日銀オペ

午前10時10分の金融調節で10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。買い入れ利回りは、先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の356回債、カレント銘柄の367回債とも0.250%

背景

19日の米10年物国債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp)高い3.02%程度。この日もほぼ同水準で推移【米国市況】株が大幅反発、底入れが近いとの思惑で−138円台前半ECBは今週の大幅利上げ真剣に検討、分断化ツール合意努力−関係者日銀会合注目点:円安議論に関心、経済・物価見通しで政策展開探る

新発国債利回り(午後3時時点)

©2022 Bloomberg L.P.