(ブルームバーグ): 米銀ゴールドマン・サックス・グループの4−6月(第2四半期)業績は、投資銀行部門の不振をトレーディングが救った形となった。

  同社が18日発表した決算資料によると、トレーディング収入は前年同期比32%増加し、アナリスト予想を上回った。債券・通貨・商品(FICC)トレーディング収入が55%増と好調で、金利や商品、為替が収入を押し上げた。

  投資銀行部門の収入は41%減。相場の変動が大きく、顧客が資本市場を敬遠し、引き受けが急減したことを反映している。アナリスト予想は46%減だった。M&A(企業の合併・買収)助言業務が12億ドル(約1660億円)と、同分野で二番手のJPモルガン・チェースのほぼ2倍に相当する収入を上げたが、89%の減収となった株式引き受け事業の落ち込みを完全に補うには至らなかった。

  またオルタナティブ投資プラットフォームを含む資産運用部門の収入は79%減の10億8000万ドル。同事業は自己勘定取引が業績を大きく左右するため、変動が大きくなる傾向がある。ゴールドマンは外部資本の運用手数料が投資を上回る事業モデルへの転換を目指し、資金調達を加速させる意向をこれまでに示している。

  会社全体の純利益は47%減の29億3000万ドル(1株当たり7.81ドル)。収入は119億ドルで、市場予想平均の107億ドルを上回った。

  18日のニューヨーク市場でゴールドマンの株価は午前10時1分現在、前週末比4.2%上昇。

  デニス・コールマン最高財務責任者(CFO)は決算発表後のアナリストとの電話会議で、「厳しい事業環境を踏まえ、この先の支出と投資の計画を全て慎重に見直している」とし、人員採用ペースを減速させることを明らかにした。

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