(ブルームバーグ): 債券相場は上昇。長期金利は0.2%を割り込んだ。前週末に米長期金利が大幅低下したことを受けて海外勢による買い戻し圧力が強まったとの見方が出ていた。日本銀行が先物決済に使われるチーペスト(受け渡し適格最割安)銘柄を含む指し値オペを継続しているのに加え、定例の国債買い入れオペを無難に通過したことも相場の支えとなった。

市場関係者の見方

SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジスト

10年債には海外勢の買い戻し圧力が続いている。長期金利低下はイールドカーブコントロール(YCC)スペキュレーションで366回債を売った海外勢が買い戻しを迫られ、それにカレント債も引っ張られる状況だ海外金利低下など外部環境も日銀に正常化を迫る状況にはなく、日銀と市場との攻防は終わった定例オペは無難に通過。残存期間5年超10年以下は海外勢の買い戻し圧力などで売りが手控えられ、応札倍率が低く強い結果となった入札をあすに控えた40年債には少し不安感が残る。入札で生保需要を確認できるかがポイント

日銀オペ

定例の買い入れオペの結果は、応札倍率が残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、10年超25年以下が前回より上昇、5年超10年以下は低下10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。買い入れ利回りは、先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の356回債、カレント銘柄の367回債とも0.250%備考:国債買い切りオペ一覧 (表)

背景

22日の米10年物国債利回りは前日比12bp低い2.75%程度FRBが米経済に強いる「一段の痛み」−今週FOMCで大幅利上げへJPモルガンのマイケル氏、債券はリセッション織り込み済みと指摘サマーズ氏、米金融当局はインフレ抑制で断固とした行動を

新発国債利回り(午後3時時点)

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