(ブルームバーグ): 債券相場は上昇。長期金利は約4カ月半ぶりの水準に低下した。米国の景気後退懸念の強まりを背景に米長期金利が大幅低下した流れを引き継ぎ、買いが優勢だった。外国為替市場での円高進行で日本銀行の政策変更への観測が後退したことや国債買い入れオペも相場の支えとなった。

市場関係者の見方

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介債券ストラテジスト

円高進行は債券市場にはポジティブ。悪い円安への懸念が薄れることで日銀の修正観測が後退し、サポート材料になった超長期債にも月末の買い需要が入った。ただまだ相場が落ち着いた感じではないので引き続き値幅を伴って高値圏で推移というイメージ長期金利は、今の水準でも明らかに応札が見込まれない場合に当てはまるが、日銀は指し値オペを継続するだろう。オペの有無が売り材料視されないことを最優先にしている

日銀オペ

定例オペの結果は、応札倍率が残存期間3年超5年以下、5年超10年以下、25年超のいずれも前回より上昇した同時に10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。買い入れ利回りは、先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の356回債、カレント銘柄の367回債とも0.250%三菱UFJモルガンの鶴田氏残存期間5年超10年以下、25年超はおおむね無難な結果。3年超5年以下では平均落札レートが市場実勢より高く、弱い結果だった日銀: 国債買い切りオペ、指し値オペ応札額はゼロ (1)

背景

ドル・円が下げ幅拡大、米利上げペース鈍化観測−一時132円台28日の米10年物国債利回りは前日比11bp低い2.68%程度で終了米国債トレーダーの利上げ見通し後退、利回り急低下−GDP統計受け米経済、2四半期連続の縮小−4〜6月GDP速報値は0.9%減 

新発国債利回り(午後3時時点)

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