(ブルームバーグ): 全米不動産業者協会(NAR)が発表した6月の中古住宅販売件数は、2年ぶりの低水準に落ち込んだ。借り入れコストの急上昇を背景に物件を購入しづらい状況が続いた。

  中古住宅販売はこれで5カ月連続の減少と、2013年以降で最悪の減少局面となった。米金融当局が積極的な利上げを行う中、住宅市場の落ち込みは今後も深まりそうだ。住宅ローン金利が08年以来の高水準近辺となっていることを背景に需要が抑制され、購入契約解除の比率も増えている。

  米住宅統計では、全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが18日発表した7月の住宅市場指数が20年5月以来の水準に低下。19日に発表された6月の米住宅着工では、一戸建て住宅の着工件数と着工許可件数がともに2年ぶりの低水準となった。 

  NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅を購入しづらい状況が引き続き潜在的な買い手に影響を及ぼしている」と発表資料で指摘。「住宅ローン金利と物件価格は短期間にあまりに急激に上昇した」と説明した。

  6月の中古住宅販売在庫は126万戸と、昨年9月以来の高水準。販売に対する在庫比率は3カ月となり、5カ月連続で上昇した。

  中古住宅価格(季節調整前、中央値)は前年同月比13.4%上昇し、41万6000ドル(約5750万円)と過去最高を更新した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(統計の詳細を追加して更新します)

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