(ブルームバーグ): 東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=137円台後半へ反発。海外時間に米経済指標の悪化を受けて米長期金利が低下したことや商品市況が低調だったことから序盤に1週間半ぶり安値を付けたが、米金利が持ち直す中で全般的にドルの買い戻しが優勢となった。

市場関係者の見方

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

ドル・円は序盤に前日からのドル売りで下値を探ったが、その後はドルの全般的な自律反発から戻している来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)があるものの、すでに0.75ポイントの利上げは織り込み済みで、あまり大きく動く感じはしない。金融政策を材料とした動きは一服しそうだが、ユーロは天然ガスの問題やイタリア政治リスクなどもあるユーロ・ドルが再びパリティーを狙う動きになる場合、対ユーロでのドル高がドル・円にも波及する可能性がありそう

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト 

米金利が大きく上昇しているわけではないが、きのうあまりにも速く下がりすぎたので、金利低下を受けて売られ過ぎたドルに買い戻しが入っているFOMCは注目だが、サプライズが警戒された日本銀行会合と欧州中央銀行(ECB)会合をこなしたことで、通貨全般にボラティリティーは低下している来週も米指標が注目。弱い指標が続けば、米2年金利が高止まる一方で米10年金利の低下圧力となり、ドル・円は上値が重くなってくるだろう

背景

米10年国債利回りは時間外取引で前日比2ベーシスポイント(bp)上昇の2.9%前後21日は前日比15bp低下の2.87%台で終了。米失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業指数の悪化を材料視ECB、「3度目の正直」なるか−困難下で利上げも判断ミスのリスクイタリア、9月25日に前倒し総選挙−ドラギ首相辞任で

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