(ブルームバーグ): 新興国・地域が発行し、債務再編を迫られる危険のあるソブリン債の保有者は、スリランカが直面する信用危機の展開を注意深く見守り、「中国がどうするか」ぜひ知りたいと考えている。

スリランカがデフォルト、債務再編完了まで支払い停止−インフレ悪化

  中国は新興諸国・地域の最大の公的債権者だが、資金繰りに行き詰まりディストレスト状態の借り手への返済要求で、中国がどこまで寛大に振る舞うか不透明だと投資家は指摘する。

  スリランカはいわばテストケースであり、中国が全額返済を求めるか、ヘアカット(債務の減免)を受け入れるかで、デフォルト(債務不履行)が発生した際、債券保有者を含む民間の債権者が回収できる金額が決まってくる。

  ブルームバーグの集計データによれば、ディストレスト債の領域で取引される新興国市場のドル建てソブリン債は21銘柄を数え、過去最も多い。

  このうち幾つかの国は、対外債務の一部支払いを停止し、デフォルト状態に陥ったスリランカと、やはりデフォルト相当と認定されたベラルーシの後に続く可能性がある。

ベラルーシを「一部債務不履行」に格下げ−フィッチ

  TCWグループのマネジングディレクター、デービッド・レビンガー氏(ロサンゼルス在勤)は「中国が新興市場の債権者として突出する最大の問題の一つは、契約が透明性を欠くことだ。債務再編でどのような姿勢を取るかわれわれには分からない」と指摘した。

 

China Question Looms Large as EM Distressed-Debt Club Grows(抜粋)

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