(ブルームバーグ): S&P500種株価指数を構成する優良企業の存在と債券利回りの低水準と踏まえると、米国株のバリュエーションは魅力的だとJPモルガン・チェースのストラテジストらが指摘した。

  S&P500種は昨年10月以来の大幅月間上昇に向かっており、向こう1年の予想利益に基づく株価収益率(PER)は16.9倍と、6月の低水準(15.3倍)から上昇した。それでも、これは長期平均に一致しており、「債券利回りの低さを考えると依然割安だ」とドゥブラフコ・ラコスブハス氏らストラテジストが28日のリポートで分析した。

  ストラテジストらは過去20年の動きによりS&P500種構成銘柄には利益とバランスシートが良好な企業が増え、景気循環への敏感度が低下したと指摘し、バリュエーションは「適正水準よりも優れている」との見方を示した。

  企業利益は総じて安定しており、ガイダンス引き下げがアナリスト予想に影響し始めてはいるものの、米経済が深刻なリセッション(景気後退)に陥らない限り、通年の利益が前年比で減少することはないとJPモルガンは予想。

  経済成長が続くならS&P500種は現水準を維持するとストラテジストらは考えているという。

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