(ブルームバーグ): 債券相場は下落。前週末に長期金利が4カ月半ぶり水準まで低下するなど相場に高値警戒感が出る中、あすの10年国債入札に向けた売りが優勢だった。一方、日本銀行が10年国債を0.25%で無制限に買い入れる指し値オペを毎営業日実施していることは相場を下支えした。

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

高値警戒感から上値が抑えられた。あすの10年債入札は0.10%台でどのくらいの需要があるのかは微妙で、きょうの相場でも入札に向けた警戒感があった現在の金利水準でも、日銀は決定事項として指し値オペは継続するだろう。0.15%を下回る水準になれば議論があるかもしれないが、現状では一応通知を続ける見通し

みずほ証券の鈴木優理恵マーケットアナリスト

先週末、金利低下した反動で戻り売りが生じたイメージ。いったんショートカバーが発生し、それが一服したとみられるあすの10年債入札は、先物と現物の乖離(かいり)が縮小していることが買いやすさにつながるほか、同ゾーンの海外勢のショートカバーはまだ残っている印象があり、買い戻しニーズが発生しやすい環境であることはポジティブ一方で0.25%から離れている金利水準面はネガティブ。今回の入札には両面の要素がある

日銀指し値オペ

日銀は午前10時10分の金融調節で10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。買い入れ利回りは、先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の356回債、カレント銘柄の367回債とも0.250%備考:日銀: 国債買い切りオペ、指し値オペ応札額はゼロ (表)

新発国債利回り(午後3時時点)

©2022 Bloomberg L.P.