(ブルームバーグ): 中国株を避ける理由は増えるばかりだ。ペロシ米下院議長が2日にも台湾入りするとみられる中で、地政学的リスクの高まりに投資家は身構えている。

  2日の香港株式市場で、中国本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)指数は一時3%を超える下げとなり、年初来の下落率が約20%に達した。中国本土のCSI300指数も一時2.8%安となった。

  台湾を領土の一部と見なす中国は、ペロシ議長が訪台に踏み切れば「重大な結果」を伴うことになると警告。議長が訪台する場合に備え、中国当局は軍事行動を含む一連の対抗措置を準備していると中国共産党機関紙系の環球時報前編集長、胡錫進氏はツイートした。 

  上海PDフォーチュン・アセット・マネジメントのシニアアナリスト、ジャン・フーシェン氏は「事態がどう展開するのか市場参加者は極めて神経質になっている。実際の熱い戦争への恐れもある」と述べた。

  台湾紙の自由時報は、ペロシ議長が現地時間2日午後10時20分(日本時間同11時20分)に民間機で台北松山空港に到着する見通しだと、情報源を明かさずに伝えた。中国株はこのところ、不動産セクターの危機深刻化などで売り込まれている。

ペロシ米下院議長、台湾を訪問の見通し−米中関係の緊張高まる 

©2022 Bloomberg L.P.