(ブルームバーグ): データ分析ソフトウエアを手掛ける米マイクロストラテジーは共同創業者のマイケル・セイラー最高経営責任者(CEO)が退任して執行会長に就くと明らかにした。同社の4−6月(第2四半期)は暗号資産(仮想通貨)ビットコインの価格急落に関連した9億1780万ドル(約1220億円)の評価損計上が響き、約11億ドルの純損失となった。

  後任CEOにはフォン・リー社長が就任する。セイラー氏は今後、ビットコインに一段と集中する意向を示した。同社は米証券取引委員会に45万株の株式登録も届け出た。

  ビットコインは4−6月期に59%下落。6月末の価格は1年前の水準を約45%下回っていた。

  4−6月期の売上高は1億2210万ドルと、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想(1億2325万ドル)を下回った。純損益は10億6200万ドルの赤字。前年同期は2億9930万ドルの赤字だった。純損益の赤字幅は6月末までの1年間の売上高のほぼ2倍に相当する。

  マイクロストラテジーによれば、同社が保有する12万9699ビットコインの6月30日時点の簿価は19億8800万ドル。

  ビットコインがインフレヘッジになるとのセイラー氏の主張を受け、同社は2020年夏にビットコイン投資を開始。ビットコインが急伸したこの年、同社の株価は170%強上昇した。

  2日の米株式市場の時間外取引でマイクロストラテジーは一時約2%安を付けた。年初来騰落率はマイナス約50%と、ビットコインの下落率とほぼ一致している。

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