(ブルームバーグ): 債券相場は上昇。前日までの軟調推移で割安感の出ている超長期債を中心に買いが優勢だった。日本銀行が先物決済に使われるチーペスト(受け渡し適格最割安)銘柄を含む指し値オペを継続していることも相場を支えた。きょうの10年物価連動国債入札は波乱なく通過した。

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

物価連動債入札は無難な結果で問題なく消化された超長期債は大きく売られてきたため修正買いが入りやすい。20年債に対して利回り差が拡大している30年債と40年債には割安感があり、買われる余地があるだろう

SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジスト

日本銀行の金融政策正常化期待がいったん後退しており、超長期債の買い安心感につながっている政策修正の期待があるにしても時間軸が長期化していることが意識されている

10年物価連動債入札

最低落札価格は107円35銭と、市場予想中央値の106円90銭を上回る応札倍率は3.32倍と昨年11月以来の低水準、前回は3.62倍備考:10年物価連動国債の過去の入札結果

日銀指し値オペ

午前の金融調節で10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知した。買い入れ利回りは、チーペスト銘柄である残存7年程度の356回債、カレント銘柄の367回債とも0.250%備考:国債買い切りオペ、指し値オペ応札額はゼロ

新発国債利回り(午後3時時点)

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