(ブルームバーグ): イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、ポンドの下落は今のところ「危機ではない」と述べた上で、景気見通しを見極めるため政策当局者は為替を含むあらゆる指標を注視していると述べた。

  ポンドは今年、ドルに対して10%余り値下がりしており、輸入品や、石油などドルで価格が設定される財のコストを押し上げている。ベイリー総裁は、現段階で当局者はポンド安を重大な問題だとは考えていないと述べた。

  ベイリー総裁はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「為替レートに目標はない」と述べ、「ここ最近はドル上昇が目立つ。ポンドが危機にあるとは全く考えていない」と続けた。

 

  ポンドは対ドルで急落しているが、英中銀が調査する貿易加重ベースの通貨バスケットで見ると、ポンドは比較的持ちこたえており、過去2週間で反発している。

  英中銀はこの日、政策金利の0.5ポイント引き上げを発表。年内にインフレ率が13%を突破し、リセッション(景気後退)に陥ると予測した。リセッションは2023年に入っても続くとみられている。見通しの悪化はウクライナでの戦争に伴う天然ガス価格の上昇が主な要因だと、ベイリー総裁は指摘した。

英中銀、27年ぶりの大幅利上げ−長期のリセッション警告 (2)

 

 

(抜粋)

  

  

  

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