(ブルームバーグ): 米クリーブランド連銀のメスター総裁は4日、米金融当局はインフレ抑制にコミットしており、需要を緩和するために政策金利を4%を少し上回る水準まで引き上げる必要があるとの考えを示した。

  メスター氏はエコノミック・クラブ・オブ・ピッツバーグが主催したイベントで、2%の物価目標に向けて「われわれはインフレを鈍化させることにコミットしている」と発言。それには追加利上げが必要だと述べ、2日の発言内容を繰り返した。

クリーブランド連銀総裁、米金融当局はインフレ制御にコミット

  今週発言した政策当局者は、連邦準備制度が政策引き締めをペースダウンさせる可能性があるとの見方を押し返す形で利上げ継続の方針を表明。メスター総裁も記者団との電話会見で、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合後の四半期経済予測で示した金利の道筋は「ほぼ正しい」との認識を表明した。

  「われわれは利上げを行い、そして有力な証拠で裏付けられる十分に高い水準に至ったならその水準をしばらく維持し、インフレが目標に近づいた段階で引き下げることができる」と総裁は説明した。

  政策当局者は9月に四半期経済予測を更新する。メスター総裁は自身の利上げ予測のさらなる前倒しを支持する可能性があるとしつつも、それは今後の経済データ次第になると述べた。

  9月の利上げ幅については、0.75ポイントは「不合理ではない」ものの、0.5ポイントもあり得ると語った。メスター総裁は今年、FOMCの投票権を持つ。

  米経済については、「リセッション(景気後退)には陥っていない」とし、4−6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)の縮小で示されたのは「消費の伸びの減速であり、減少ではない」と説明した。

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