(ブルームバーグ): 債券市場では30年国債利回りが低下。生命保険会社の需要期待を背景にあすの30年債入札への警戒感が和らいだとの見方が出ており、午後に超長期債を中心に買いが入った。一方、長期金利は前週に約5カ月ぶり水準まで低下した反動で売りが優勢だった。 

市場関係者の見方

SMBC日興証券の奥村任金利ストラテジスト

7月の対外及び対内証券売買契約等の状況で生保の外債売り越しが過去最大になったことは外債から円債に回帰する兆しである可能性があり、超長期債へのポジティブ材料国内金利は7月中旬以降は海外金利と連動して動く傾向が復活しているが、下げ続ける動きにはなりにくかったあすの30年債入札に向けては調整を進めている印象はなく、警戒感は強まっていない30年債入札を無難に通過すれば、順調だった40年債入札と合わせてロングエンドの需給懸念はいったん解消、または少し強含む可能性もある

日銀指し値オペ

午前10時10分の金融調節で10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。買い入れ利回りは、先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の356回債、カレント銘柄の367回債とも0.250%

背景

5日の米10年物国債利回りは前日比14bp高い2.83%程度で終了。この日の時間外取引では一時2.80%まで低下9月FOMC前の緊急利上げ、リスク多少意識−雇用統計でトレーダー生保と信託・信託勘定、7月に過去最大の外債売り越し−財務省統計

新発国債利回り(午後3時時点)

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