(ブルームバーグ): プリンシパル・グローバル・インベスターズのチーフストラテジスト、シーマ・シャー氏は、米株式相場に強気派ではないと述べた上で、10日の反発は米連邦準備制度理事会(FRB)議長がそれを阻止するまで続く可能性があるとの見方を示した。

  シャー氏は11日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「市場はリスクを軽視している」とし、「それを思い出させるにはきっかけが必要で、それをパウエルFRB議長が発する必要がある」と指摘した。

  7月の消費者物価指数(CPI)が予想よりも鈍化したのを受け、指標のS&P500種株価指数は10日に3カ月ぶりの高値に上昇。11日発表の7月の米生産者物価指数(PPI)は予想外の低下となり、楽観論が強まった。

  米PPI、7月は前月比0.5%低下−コロナ禍初期以来のマイナス (3)

  シャー氏は、「パウエル議長が話すまでは、相場の反発は続き得る。勢いで遠くまで行く可能性もある。私はこの反発の持続可能性を信じていないが、さらに上昇するかと問われれば、答えはイエスだ」と述べた。

  プリンシパルは米国株の投資判断を夏の間は中立に維持すると述べ、弱気相場の中での反発を懸念しているためだと説明。債券市場についてはディフェンシブな戦略を取っており、「米国債や証券化商品」などを有望視していると述べた。

  その上で、「インフレは依然として問題であり、経済成長の減速を確認する必要がある」と語った。

Principal’s Shah Urges Powell Speak Up to Stop Ill-Fated Rally(抜粋)

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