(ブルームバーグ): 米消費者のセンチメントは8月初旬に3カ月ぶりの高水準に上昇した。経済と家計の見通し改善が背景。インフレ期待はまちまちで、5−10年先のインフレ期待は3%(前月2.9%)に若干上昇した一方、1年先のインフレ期待は2月以来の低水準となる5%(同5.2%)に下がった。

  10日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.5%上昇と、約40年ぶりの高い伸びだった6月の同9.1%上昇から減速。エネルギー価格の低下を反映した形だが、食品や住居費などは上昇を続けており、米金融当局はインフレ抑制を目指して利上げを継続するとみられる。

  8月初旬の消費者センチメントの上昇は、見通しの改善によるもの。期待指数は前月の47.3から54.9へ上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。一方、現況指数は58.1から55.5に低下した。

  ミシガン大消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は発表文で、「労働市場が堅調でインフレにも若干改善の兆しが見られるものの、消費者心理は歴史的水準からすると非常に低水準にとどまっている」と指摘した。

  消費者の1年後の景気見通しを示す指数は4カ月ぶりの高水準に改善。家計状況の見通しに関する指数は3カ月ぶりの高さとなった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

(第4段落以降を追加して更新します。)

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