(ブルームバーグ): 東京株式市場は3営業日ぶりに反落。相場の過熱感への警戒に加え、15日発表された8月のニューヨーク連銀製造業景況指数が大幅に低下し、景気の先行きに懸念が強まった。電機や自動車、機械株などが下落。原油安を受けて鉱業や石油・石炭製品株の下げも目立った。空運やサービス、精密機器株は値上がりした。

市場関係者の見方

SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリスト

きょうは連日上昇した揺り戻しが出た。日本株の上昇は海外の株式相場に比べ急速だった主要企業の決算発表が出尽くし、相場が一段高となるには材料不足だ。外国為替のドル・円相場が130円台の前半で落ち着き、円安効果が薄れてきていることも相場の重しになっている

JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト

日本株下落の背景は株式相場の過熱感を意識した戻り売りが出やすい局面になっていること。加えて、景気の先行きに対する懸念が出ているニューヨーク連銀製造業景況指数を受けて景気はそれほど良くないことが意識された。これまで相場を支えた雇用統計や物価指標、ミシガン大学消費者マインド指数などの米経済指標の好材料を見直すムードになってきた

東証33業種

背景

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