(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は、マイナス金利をあまりにも長く維持すれば、ECBの政策効果が経済に浸透する妨げになる恐れがあると警告した。

  ビルロワドガロー総裁は、家計や中小企業に銀行はマイナス金利の影響を転嫁することができないためマイナス金利は利益の重しになりかねず、「金融政策の円滑な伝達に悪影響を及ぼす可能性がある」と指摘した。

  同総裁は「想定以上に長期にわたりマイナス金利を維持しなければならない場合、銀行経由の金融政策の伝達に及ぼしかねない悪影響をどのように緩和すべきか実際的に検討する必要がある」と発言。金融政策の正常化がなお望ましいとしながらも、「景気減速が続くようであれば、対応する」と述べた。

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