(ブルームバーグ): ウクライナのレズニコフ国防相は25日、ロシアによる本格的な侵攻のリスクについては深刻視していない姿勢を示した。ロシアの脅威は8年前から大きく変わっていないと主張し、最近の緊張の高まりは国際メディアに一部責任があると指摘した。

  ロシアはウクライナ東部国境付近に戦車や重火器を配備して10万人規模を集結させているが、同相は戦争を前提としたレトリックに反発し、冷静さを求めた。

  バイデン米政権は、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻の準備をしている恐れがあると警告している。一方でレズニコフ氏は、そうした規模での攻撃が差し迫っている訳ではないと指摘。「現時点でロシア軍は侵攻を実行できるような攻撃部隊を編成していない」と、キエフで議員と非公開で会合した後に記者団に語った。

  ロシア側はウクライナ侵攻の計画はないと主張している。米国や英国などは、ロシアが全面的な侵攻は避けて小規模な侵攻やサイバー攻撃を選択する可能性もあるとみており、どういった対応を取るかが焦点になっている。

米大統領、欧州首脳とオンライン会談−ウクライナ巡り見解「一致」

Ukraine’s Defense Minister Downplays Risk of Russian Invasion(抜粋)

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