一般のトマトに比べて、特に栄養価に優れているとされる、新京野菜「京てまり」(ミディトマト)。料理家で養士の田村佳子さんに、おいしく食べるためのポイントを教わりました。

新京野菜「京てまり」は一般のトマトに比べてβカロテンは約3倍、ビタミンCは約2倍。
一般のトマトでも栄養効果は十分高いのですが、更にすぐれているのでぜひお試しいただきたいものです。
京てまりの旬は4月下旬〜6月中旬と、9月中旬〜11月上旬。
ミニトマトをやや大きくしたくらいの種のない小型トマトです。糖度が7〜8度と高く、フル-ティーで濃厚、果物感覚で食べられます。

【鮮度はヘタを確認!トマトの見分け方】

トマトは産地や栽培方法、品種で味がかなり違ってきますので、一度食べて美味しかったら、好みの産地、栽培方法を覚えておくとよいでしょう。

また、お尻の先から上のヘタに向かって何筋も放射線状に筋が見えるものは与える水分を減らして糖度が上がっているトマトで、美味しさの指標になります。

甘く糖度が高いトマトは水に入れると沈み、糖度が低く、旨みの少ないトマトは浮くため、ご家庭でも確認してみて下さい。

もちろんヘタを見て鮮度も確認します。もぎたてのトマトのヘタは緑でピンとしています。乾燥して縮れているようなものは収穫してから時間が経っていると言えるでしょう。

 

【ヘタを下に!トマトの保存法】

まだ緑色の部分が残っているトマトはまだ完熟していないものです。そういうものは室温においておき、追熟させて全体が赤くなるのを待ちます。完熟し、へたの付け根まで真っ赤なトマトは、ビニールやポリの袋に入れるか、ぴったりとラップをして、野菜庫に、お尻が潰れないようへたを下にして入れておきます。

【国産トマトは種ごと!調理法】

■湯むき
生のまま切ってサラダにする場合、皮付きのままでも良いのですが、皮をむいた方が口当たりはよくなります。皮をむく場合は、「湯むき」します。します。
沸騰したたっぷりの湯の中にヘタをとり、十字に切れ目を入れたトマトを丸ごと入れ、大きさにより1〜5秒程中で転がしてから取り出し、氷水に落とします。そうすると皮がつるっとむけます。湯につけすぎると表面がとろけてしまい見栄えが悪くなるので特に小さいトマトは気をつけて下さい。

■トマトソース
海外のトマトでは種と皮を取り除いて使用しますが、国産のトマトはほとんどが調理用ではないので、旨み成分が果肉より種の周りのゼリー質や皮の近くに多く含まれています。 皮も調理用より薄いので、皮ごと種も一緒にミキサーにかけ加えるようにした方が旨みは活かせます。