30代の自殺が過去最多となったという衝撃的なデータが発表されました。理由のひとつに「仕事疲れ」「職場の人間関係」があげられています。ボクナリ世代の働き方にどのような変化が起き、しわ寄せが行っているのでしょうか。関連ニュースを追ってみました。

世界一高い職場のストレス

昨年1年間の全国の自殺者は一昨年より2.9%多い3万3093人で過去2番目であることが警察庁のまとめで分かりました。原因・動機は健康問題が1万4684人で最も多く、30歳代で「うつ病が原因」は996人でした。
また厚生労働省の2007年度の総合労働相談のまとめによると「職場いじめ」が急増しているようです。いじめの相談は正社員よりも非正規労働者からが多く、非正規同士のいじめもあり複雑化しています。米人材派遣会社の調査によると職場のストレスは日本人が世界で一番高いそうです。

・自殺者10年連続で3万人超す 高齢者や働き盛り増加(asahi.com)
・平成19年中における自殺の概要資料(PDF)(警察庁)
・職場いじめ:昨年度27%増…相談6千件 厚労省まとめ (毎日jp)
・職場でのストレス 日本人が最も高い 米人材派遣会社が調査(FujiSankei Business i.)

gooニュースでもダイヤモンド・オンラインのうつ病をとりあげた連載がとてもよく読まれています。中堅社員にクレームが集まりやすい構造や、正社員や非正規労働者など様々な職種が入り乱れ崩壊する職場の現状について報告しています。
・『うつ』のち、晴れ 鬱からの再生ストーリー(ダイヤモンド・オンライン)

■社会への絶望や不満、若い世代で急速に高まる

東京・秋葉原で17人が無差別に殺傷される痛ましい事件が起きました。事件について書かれたブログがネット界で反響を呼んでいます。期間工と工場の内情について書かれたブログには、日本人の働き方や企業の姿勢などについて膨大なコメントがついています。
社会学者や労働問題の専門家も、若い世代で社会への絶望や不満が急速に高まっている点を指摘しています。若い派遣労働者の取材を続ける作家の雨宮処凜氏は、「絶望」や「閉塞感」の広がりと「あらゆる携帯電話やプラズマテレビなどは、そんな若者たちの生活と未来を犠牲にして、今日も量産されている」と現状を訴えています。

・【秋葉原無差別殺傷】人間までカンバン方式(何かごにょごにょ言ってます)
・秋葉原の無差別殺人、の巻(マガジン9条〜雨宮処凜がゆく!) 
・絶望映す身勝手な「テロ」 秋葉原事件で東浩紀氏寄稿 - 秋葉原無差別殺傷(asahi.com)

中日新聞は事件前から「人のきずな」を追った連載を展開しており、自動車工場で働く期間工の実態も取り上げていて注目されます。
・これじゃ根づけない 眠らぬ街<2> :結いの心(CHUNICHI Web)

■「不機嫌な職場」から「ご機嫌な職場」へ

他人に関心を持てずコミュニケーション不全が起こっている「不機嫌な職場」から「ご機嫌な職場」へ、どのように転換したらよいのでしょうか。指摘されているのは「陰口を言わない」「一緒にお酒を飲む」「しっかり会話をする」「メールばかりに頼らない」など意外と当たり前の取り組みです。仕事に忙しい時こそふと立ち止まって「社内コミュニケーション」の問題を考えるのは大切なことではないでしょうか。

・"クソッタレ撲滅"で職場いじめ解消を(日経ビジネス オンライン)
・オフィスの空き空間で"飲みニケーション" 「社内バー」で職場も活性化 (MSN産経ニュース)
・職場活性化術講座:「心理的すれ違い職場」をカイゼンせよ!――メールだけじゃダメ (ITmedia エンタープライズ)
・「不機嫌な職場」で疲弊する社員を守る新たな取り組み(ダイヤモンド・オンライン)
・goo注目ワード ピックアップ・・・サボリーマン割引(gooニュース)

■「ボクなり」に最近気になったニュース

・巨大な地滑りが地形も一変
激震(上)想定超えた地滑り緑の山地肌さらす(河北新報)

・死刑執行をめぐり議論も
異常な犯罪、遺族への謝罪もなく…宮崎死刑囚 (YOMIURI ONLINE)

・問題の背景には官僚の残業問題が
特集ワイド:言いたい! 官僚の「居酒屋タクシー」(毎日jp)

・魔法の水着、やはり着てみたい・・・
スピード社製水着:魔法の水着、人気過熱 注文殺到、納期間に合わず /静岡 (毎日jp)

・日中の「戦略的互恵関係」の成果を優先
東シナ海ガス田合意、日中の発表に「微妙」な違い (中国情報局)

・iPhone日本上陸で何が変わる?
iPhoneの衝撃、日本はアップルやグーグルに飲み込まれる(WIRED VISION)

・ケガを乗り越えミラクル
愛娘がいたから…ウッズ勝てた名勝負!(スポニチ Sponichi Annex)

・最下位も意外な職業?
最も幸せな職業は美容師と兵隊 最も不幸な職業は(フィナンシャル・タイムズ)


 

ボクナリニュース
日々膨大なニュースを読み込んでいる「gooニュース」の編集者が独自の観点から、「ボクナリ」世代が元気になるオススメニュースをお届けします。なおリンク先の記事は削除されることがあります。

住友 馨(すみとも・かおる)
1971年生まれ。地方紙で外勤記者と内勤の整理記者を12年勤め、2005年からgooニュースのエディター。新聞もテレビもネットも毎日見なければ生きていけないニュース中毒者。今年のテーマは仕事と家庭と自分のバランスの追求。


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