三重県の答志島(とうしじま)。この島が「僕らの島生活」で最初に訪れることにした島です。島好きなら必ず持つというバイブル「シマダス」とインターネットで調べたところ、「離島」「30代が住んでいる」という条件を満たしている上、島在住のブロガーがいることも分りました。ブロガーと島で会うことを約束して、いよいよ答志島に出発です。(ボクナリ 美谷広海)


「シマダス」
「どの島に行くのか」これが結構な難題です。なにせ離島だけでも6847もあります。そんな島選びに役立つのが『シマダス』。財団法人日本離島センターが発行しているガイド本で、面積や人口、交通アクセスといった基礎的なデータだけでなく、島自慢や有名人、島おこしの活動も紹介されています。1994年版のものは地図が手書きで、宝さがしの地図のようなワクワク感もあります。

このシマダスとインターネットを参考に、都市圏から比較的近く、本土からあまり離れていない島を探しました。特別な地理条件にある島ではなく、日本に数多く存在する離島のひとつを取り上げてみたかったためです。

さらにブログ検索で調べると「答志島ブログ」「答志島ガイドマンのブログ」などが見つかり、島の情報を発信していました。メールなどでコンタクトを取り、いずれも30代と分ったことから会うことを約束しました。



答志島に向かう市営定期船が発着する鳥羽・佐田浜港
さあ、事前の準備は整いました。いよいよ答志島へ向かいます。

真珠の養殖や水族館で知られる鳥羽。市営定期船がでる鳥羽港・佐田浜桟橋までは、鳥羽駅から徒歩5分程の距離です。ここからは、答志島以外にも伊勢湾にある菅島、坂手島、三島由紀夫の『潮騒』の舞台となった神島への定期船が出ています。

答志島へは島の南東部の桃取港と、島の北東部の和具港、答志港へ行く二つのルートがあり、行きは鳥羽側の桃取港に向かうことにしました。

船旅は約15分(余談ですが市営定期船の時刻表はアクセスすると味のある音楽が流れてきます。ちょっと懐かしいネット文化の風情を楽しめます)。天気はあいにくの曇り空でしたが、雨が降らなかっただけでも大感謝。答志島の姿は鳥羽港の対岸にすぐ見えていますが、集落は見えていません。島の西端を北に回り込むようにして船は進み、こぢんまりとした漁港に接岸しました。