元タレントの田代まさしが今月6日、覚醒剤の所持で逮捕された。今回で4度目となるのだが、2度目の逮捕で刑務所で服役した後、リリー・フランキーと対談(注1)で、こんなやり取りをしている。

“田代 刑務所とかって更生させる場所ではあるけれど、意外とそういう悪いヤツらがツルむ場所でもあるんですよ。

リリー ネットワークが増えますからね。

(略)

田代「出ても、どうせまたクスリやるんでしょ? 俺んとこ安く買えるから」ってすごいアピールしてくるんですよ。”


2015年に出所報告会見を行った田代まさし氏 ©AFLO

 逮捕当日、SNSでは「またか」との落胆の声とともに、薬物依存症への理解を示すものが多く見受けられた。このように繰り返してしまうのは、田代まさしに限らず、依存症という病気であるからだと。またそうした者に近寄ってくる、売人の巧妙な手口も話題となる。

支援者のフリをして接近

 きっかけは日刊ゲンダイDIGITALの記事だ。そこには芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄のコメントでこうある。「依存症になった人が頑張って更生しようとしても、自宅を特定してポストに薬物を入れたり、支援者のフリをして接近し、ジャケットに薬物を忍ばせて誘惑するのです。薬物で14回逮捕された岡崎聡子などはそうやって薬物依存から抜け出せなかったと聞きます」(注2)。

 その昔、佐藤慶が主婦をシャブ漬けにしていく「白い悪魔が忍びよる」というドラマがあったが、まさに“白い悪魔が忍びよる”である。

 この手の話は田代まさしにもあって、週刊文春デジタルの記事には「ネタなのかもしれませんが、営業先で握手を求められて、手を握ったらパケを渡されたこともあったそうです」(注3)との証言がある。

3度目の逮捕のきっかけはイベント会場での接触

 これは、あながちネタでもない。3度目の逮捕(2010年9月)の際の公判で、田代まさしは覚醒剤の入手過程を明らかにしているのだが、きっかけはイベント会場での接触であったと述べている。「創」2011年3月号によると次のような具合だ。