沢尻エリカ逮捕と、前日撮影の「美しすぎる後ろ姿」の衝撃

速水 いろいろ1年を振り返るけど、まずはピエール瀧のコカイン使用、沢尻エリカのMDMA所持など、ドラッグ関連のニュースは多かった。

おぐら 大麻ではKAT-TUNの元メンバー田口淳之介と元女優の小嶺麗奈、RIZEのJESSE、Dragon Ashのサポートメンバーも務めるKenKen、スノーボード元日本代表の国母和宏。覚醒剤では田代まさしも。

速水 いまどきは、薬物依存は疾病だから安易に人格を攻撃するなという意識と、白い粉や注射器の映像は出すなという報道ガイドラインが、そこそこ徹底されてきているんだけど、沢尻エリカの報道はそんなのをふっ飛ばすレベルの大騒ぎ。


沢尻エリカ ©共同通信社

おぐら ニュース映像でもMDMAのカラフルな錠剤の写真がバンバン使われてましたね。

速水 マカロンっぽいカラフルなやつ。あれは中毒患者でなくても、ちょっとコーヒーと一緒に欲しくなるよ。

おぐら 飯テロ的な。ともかく、ワイドショーの報道は連日すごい規模でした。沢尻エリカが自宅を出て、渋谷のクラブへ向かうためにタクシーまで歩いて行く姿をTBSのカメラが撮っていて。あの映像は何度も流れてました。

速水 あれは最高にかっこよかった、じゃなくて、TBSにリークして逮捕前の映像を撮らせるのはどうなんだっていう。『新・情報7daysニュースキャスター』では、安住アナの「確度が高い情報をもとに」という説明とともに放送された。

おぐら 「確度が高い情報」って、裏モノの匂いしかしない。でも逮捕前日の夜ですよ。マスコミがそこまで正確に逮捕情報を掴んでるって、そんなことあります?

速水 逮捕のXデーまで教えてもらっていたとは考えにくいけど、少なくとも逮捕が近いことは警察内部からリークがあったんだろうね。とはいえ、警察は自信満々で捕まえに行ったのに、薬物反応も出なければ、出てきたのがMDMAがたったの1錠(のちに2錠及びLSD)って、正直「え、それだけ?」と思ったはず。どう考えても取れ高が少なすぎる。

おぐら 1錠でも出てきたら、とりあえずの面目は保たれないですか?

速水 ありえないでしょ。半年とか1年とか内偵した上で、摂取した直後かつ、必ず所持しているという確信があって初めて逮捕に行くはずなんだよ。これはコストかけすぎ。

おぐら いまどきは逮捕や調査もコスパ重視なんですね。仕事も恋愛も娯楽も、コスパ最優先。「絶対に損したくない」が時代の気分。

速水 芸能人の薬物は見せしめというか、そもそもコスパのいい宣伝という側面があるんだけど、今回は特に警視庁組織犯罪対策5課が、厚労省の麻薬取締部に対抗心を燃やして沢尻に手を付けたという話らしい。つまり、自分たちの手柄を最大限にアピールするためにテレビを使った。

『アナと雪の女王2』でステマ問題が発覚

おぐら それならちゃんと【PR】って画面に表示しないとダメですね。そういえば、お笑いコンビのミキが、京都市の施策をPRする内容をツイートして、のちに宣伝委託契約だったことが判明、というのがありました。契約内容としては、2回のPRツイートで100万円と。これはかなりコスパいいです。

速水 映画『アナと雪の女王2』でも、劇場公開に合わせて何人もの漫画家が一斉に宣伝漫画をツイッターに投稿、これも結局はステマで、ディズニーが謝罪してた。

おぐら まさに「イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに」ですね。

速水 松たか子が歌う『アナ雪2』の主題歌ね。でも、どういう意味?

おぐら あ、いや、なんかそれっぽいかなと思って言ってみただけです。うまいこと言ったふうになるかと思って。

速水 こういうくだらない会話を記事にして配信すると、コスパ重視層から「読んで損した」「金返せ」って言われるよ。

おぐら この記事は無料なので、かんべんしてください。