週刊文春デジタルでは、令和初の「 好きな夫婦 」「 嫌いな夫婦 」アンケートを募集。8月26日から11月8日の約10週間の募集期間中に、19歳から88歳までの男女(男女比は男性45:女性55)から総得票数9462票が集まった。

 このアンケート募集後にも、数多くの新しい有名人夫婦が誕生している。まず大きな話題となったのが、嵐の二宮和也と元フリーアナウンサーのA子さんだ。その後もタレントの壇蜜と漫画家の清野とおる氏、メイプル超合金の安藤なつと介護職の一般男性、オードリーの若林正恭と看護師の一般女性、珍獣ハンターイモトアヤコと「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)の名物ディレクター、橋本マナミと医師の一般男性、バカリズムと元でんぱ組.incの夢眠ねむなど、おめでたいニュースが続出した。


壇蜜 ©文藝春秋

 

 夫婦の形は数あれど、支持される夫婦と支持されない夫婦の違いは一体なんなのだろうか。家族社会学が専門で、兵庫教育大学大学院学校教育研究科にて講師を務める永田夏来氏に、令和時代の夫婦について分析してもらった。

 思えば2019年の日本は、有名人の結婚が注目される一年だった。例えば6月に結婚を発表し、ある種の驚きをもって迎えられたのが南海キャンディーズの山里亮太さんと蒼井優さんだ。彼らの結婚会見にポジティブな印象を持ったという話をよく耳にしたし、「指輪はなくしてしまうからいらない」と発言したとされる蒼井優さんのナチュラルな姿勢も支持を集めたと聞く。

 8月に首相官邸で結婚を発表するという前代未聞の会見を行なった、自民党の小泉進次郎さんと滝川クリステルさんも「ビッグカップル」と呼ぶに相応しいものだった。ただしこちらはその後、どちらかといえば結婚して評判が落ちたようである。

 2019年の結婚で大きな反響があったのが、嵐の二宮和也さんと元フリーアナウンサーのA子さんの結婚だろう。もちろん祝福する声も多かったが、嵐のファンからの悲痛な叫びがあったのも確かである。一部のファンが反感を抱いた背景として、2014年頃からA子さんが、二宮さんの存在を“匂わせる”ブログを投稿していたことがあるようだ。このあたりは「 《二宮和也結婚》“炎上元アナ妻”A子さんの「暴力的な“匂わせ”行為」を社会人類学で分析 」という記事に大変興味深く描かれている。

 有名人の結婚は、よくも悪くも私たちの心をざわつかせる。「好きな夫婦」「嫌いな夫婦」アンケートにも、様々な声が寄せられていた。

 色々な夫婦の形があるが、彼らへの支持・不支持にはいくつかの分かれ道があるように思う。“公私の分離”、“フェアな関係”、“ロマンチックラブ・イデオロギー”だ。