「虐待されているのでは、と誰もが疑う」

「窓を閉めていても声は聞こえてきます。あの怒鳴り声と子供の泣き声を聞けば、虐待されているのでは、と誰もが疑うと思いますよ。私も何か事件があったらまずいと思い、児童相談所のホームページを調べましたから。3月の末からリモートワークになったのですが、仕事中は窓を開けられないです。怒鳴り声がうるさすぎるので。騒音もそうですが、色々と考えてしまい、全然仕事に集中できないです」

 富川アナが妻を止めないことにも、近隣住民は違和感を覚えているという。

「富川さんは子供がものすごい勢いで怒られていても何も言わないんですよね。本当空気のような存在です。富川さん自身が奥様にきつく怒られている場面を見かけたこともありました。屋上で子供と一緒に靴を洗っていて、奥様から『なんで洗剤の使い方もわかんねーんだよ!』と怒られていました。富川さんは怒られながらも黙々と洗っていました」(古くから近隣に住む人物)

「通報されたような事実はなかった」

 取材班は警視庁や担当の児童相談所に対し、これらの日に出動した記録について問い合わせたが、ともに「個別の事案には答えない」という回答だった。テレビ朝日広報は書面でこう回答した。

《ご指摘の日時に警察の方などが富川アナウンサーの自宅を来訪した事実はありましたが、いずれの日についても、通報されたような事実はなかったことが、その場で確認されたと聞いております》

 前出の近隣住民が続ける。

「コロナでDV被害が増えているという報道を目にします。毎度、近くの家からあのような声を聞いていると、心配にもなりますし、正直とても怖いです。静かな日がある方が珍しいくらいで、『今日は静かだね』と家族で話題に上るくらいです。

 警察官が頻繁に来るので、子供さんの様子も心配ですし、こちらもノイローゼになりそうです。でも何か言ったらこっちが悪者になってしまうのかなと思って、直接は言えません」

 近隣住民が怖がるのも無理からぬことだろう。警察へのDV通報はコロナ禍で増加しているという。4月20日、内閣府は新たに新型コロナウイルス感染症への対応に係るDV被害者に対する緊急相談窓口「DV相談+」を開設した。

 富川アナは日本を代表する報道番組のメインキャスターである。新型コロナウイルス罹患の当事者であることも含めて、そのバックグラウンドは彼の発言内容に大きく影響する可能性がある。5月11日(月)20時から放送の「 文春オンラインTV 」では、本件について取材担当記者が詳しく解説し、問題の「音声」を公開する。

(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))