AKBの成功から「乱立」したアイドルグループというジャンル。SPEED、DA PUMPなどを産んだ、大手プロダクション「ライジングプロダクション」がデビュー前の少女たちを集めたグループに「ふわふわ」がある。

 ふわふわな衣装を身にまとい、王道アイドルソングを歌う。原宿駅前にある劇場には、光るステージやランウェイが常設され、それを取り囲む形で設営されたプレミアムな100席が特長だった(現在は座席などが変わっている)。

「なかよし専属モデル」「LOVE berryレギュラーモデル」などを務めた、吉澤瑠莉花が「ふわふわ」に参加したのは、12歳の時だった。


「ふわふわ」を卒業した吉澤瑠莉花さん。『デジタル原色美女図鑑 吉澤瑠莉花 Last Lolita』より。© 文藝春秋

キャッチフレーズは「みんなの国のお姫さま」

「初めてのステージで覚えているのは『……え』『……すご』という気持ちだけ。最初のうちは恥ずかしくて、ステージ上からファンの方と目が合わせられなかったんです。メンバーに客席に座ってもらって目を合わせる練習をして、やっと目を見ることができるようになりました」

 2016年4月13日発売「フワフワSugar Love」が「ふわふわ」のデビュー曲。グループ最年少の「るりちゃま(吉澤瑠莉花)」のキャッチフレーズは「みんなの国のお姫さま」。白い衣装、ツインテールで踊り歌う彼女は存在感抜群だった。その後「晴天HOLIDAY」「恋花火」「ジェリービーンズ」などの楽曲に参加している。

 そんな彼女が、「ふわふわ」を離れることになった。発表になったのは、5月31日。原宿駅前パーティーズの公式HPでのことだ。

「吉澤瑠莉花(ふわふわ)についてのお知らせ
 ふわふわメンバーの吉澤瑠莉花は、ふわふわを正式に辞め、今後はソロとして芸能活動を続けていくことになりました。今後とも吉澤瑠莉花を応援の程、どうぞよろしくお願いいたします」

 あっさりと告知された「卒業」。彼女は、アイドルグループ「ふわふわ」で何を思い、どこに向かおうとしているのだろうか?