今秋の改編で、放送時間が1時間拡大するフジテレビの昼の情報バラエティ番組「バイキング」。同番組でMCをつとめる坂上忍(53)のパワハラを告発する声がフジの上層部に上がり、番組スタッフに対する聞き取り調査が行われていたことが「週刊文春」の取材で分かった。


坂上忍

 フジの関係者によれば、今年5月頃、ある幹部スタッフが、「バイキング」を所管する制作局の局長らに対し、ある社員の例を挙げて「もう限界です。このままだと社員がもちません」と訴えたという。そして、番組スタッフへの聞き取り調査が始まった。

 フジ社員が明かす。

「以前から坂上さんに『なんでできねえんだよ!』などと面罵された“被害者”は数えきれないほどいました。6月中旬には坂上さん本人にも事情聴取が行なわれ、彼は『時事ネタを扱う態勢を整えないフジにも問題がある』などと答えたようです。調査の経緯は文書にまとめられ、編成局はじめフジの上層部にも報告されました」

 坂上は「週刊文春」の直撃取材に90分にわたり応じ、「今の時代相手がパワハラだと言ったらパワハラだと。僕はそれ、暴論だと思っているんですけどね。それは僕に聞くより判断するのはフジテレビさん。フジテレビさんがOKだからこそ今の僕があるし、(改編後の)10月以降も番組に出られるんじゃないですか」と答えた。

 フジテレビの企業広報室は「『バイキング』の制作過程においてパワハラにあたる行為はなかったものと認識しております。弊社は法令順守に努めており、パワハラなどのハラスメント行為については適切に対応しております」と回答した。

 9月3日(木)発売の「週刊文春」では番組スタッフが訴えた坂上のパワハラ疑惑や、フジの聞き取り調査について詳報。「バイキング」の9月打ち切りが検討された事実や、9月末で降板する榎並大二郎アナへの取材、坂上が90分にわたって語った「パワハラ」「ニュース」「降板」を4ページにわたって特集している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年9月10日号)