〈あらすじ〉

1941年12月7日、真珠湾に停泊していたアメリカ艦隊が、山本五十六連合艦隊司令長官(豊川悦司)率いる日本軍に急襲された。大打撃を受けた米海軍は、新たな指揮官にニミッツ大将(ウディ・ハレルソン)を立て、翌年4月、日本本土の爆撃に成功。両国の攻防戦が展開する中、日本に赴任経験のあるレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)は、日本軍の暗号を解析し、次の標的となる場所が“ミッドウェイ”と推測する。士官学校時代の親友を真珠湾攻撃で亡くしたカリスマパイロットのディック・ベスト(エド・スクライン)は、仇討に燃えながら出撃する。

〈解説〉

監督は『インデペンデンス・デイ』シリーズのローランド・エメリッヒ。第二次世界大戦の分岐点となったミッドウェイ海戦の全貌を描く戦争ドラマ。138分。

中野翠(コラムニスト)

★★★★★あの海戦はこういうふうだったのか。キャスティングや人間ドラマ面では不満はあるものの臨場感あり、一気に見られた。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★☆☆重金属と重金属がぶつかり合う感覚は伝わってくるが、登場人物がボール紙の切り抜きのようだ。カタルシスは要らない。

斎藤綾子(作家)

★★★★★暗号の解読に耳の良さが重要やら空中戦の凄まじさなどリアルで迫力満点。日米の兵士の心情もしっかり描かれている。

森直人(映画評論家)

★★★☆☆往年の娯楽大作の味。スポーティーな戦争映画ながら史劇としての抑制もある。ジョン・フォード監督の登場にウケた。

洞口依子(女優)

★★★☆☆國村隼の南雲忠一は当たり。デジタル化された戦闘場面が頻繁な第二次世界大戦の映画についての映画を観るテーマパーク。


© 2019 Midway Island Productions, LLC All Rights Reserved.

『ミッドウェイ』(米、中、香港、カナダ)
9月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
https://midway-movie.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年9月17日号)