5位「北の国から」(フジ系・1981〜2002年)

 5位は倉本聰脚本の国民的ドラマ「北の国から」。大自然の中で生きる黒板五郎(田中邦衛)と2人の子ども、純(吉岡秀隆)と蛍(中嶋朋子)の生き様を、さだまさし作曲の「遥かなる大地より」をBGMに21年間かけて描いた超大作です。物語の舞台である北海道富良野市は「北の国から」の放送を機に知名度を上げ、ロケ地は観光地となりました。倉本聰本人も創作拠点を富良野市に移しています。ほかにも菅原文太や地井武男、岩城滉一ら渋好みの俳優たちが見せる人情味溢れる物語もお茶の間を泣かせました。吉岡は「2002遺言」で共演した内田有紀と一度入籍しています。

「本編だけでなく、定期的に作られたスペシャルがまた良い。誰にとっても純や蛍や五郎さんのような家族がいるんだと強く考えさせられた」(58・男)

「人間の感情の機微に触れた作品。小さい頃から見てて、幼心にも胸をしめつけられました。大人になってから、何度見返しても毎回泣いてしまいます」(37・女)

「あれだけ長い年月をかけて、同じキャストで色々なテーマでの一生を描いたドラマは類を見ない。映像、音楽、キャストのどれを取っても圧巻。田中邦衛、吉岡秀隆、中嶋朋子は本当の家族になっていただろうし、脇役も素晴らしい。テーマがやや暗く重いのも、印象に残る。もう少し家族が幸せであっても良いかと思う。何度観ても泣ける壮大なドラマ史上最高傑作」(54・女)

「子供のころは、子供の純君の視線で見ていて切なく感じたが、今ではお父さんの五郎の視線で見ることができるようになって、切なさが倍に感じる」(57・男)

「平田満警察官の靴のくだりだけで、ナンバーワンドラマであることは疑いがない。これだけ多くの名シーンが国民に知られているドラマは他にありません」(35・男)

「不倫の場を見た蛍が自身も同じ過ちをする。れいちゃんの結婚式をそっと見に行ってしまう純。泥のついた一万円札。書ききれないほど心が震えるシーンばかり」(50・女)

「音楽、映像、セリフ……丁寧に創りあげられた作品はドラマの枠を超えた素晴らしいものだったし、その存在感は圧倒的」(68・女)

「『北の国から』に憧れ、本州から北海道富良野に移住した」(37・女)

「離婚を機に父親の故郷に帰り、貧乏生活をしながらも、成長の中で苦悩したり、感謝したり、家族の絆を描いていて、心に語りかけられる作品」(54・女)

「万難を排して見た唯一のドラマ。麓郷の森に行くだけでは物足りず、北海道に単身赴任してドラマの聖地巡礼をした」(67・男)

「壮大な自然の中で、人々の結びつき、運命、生、死、などをきめ細かく描き出している。そのまなざしが、冷静でいながらどこまでも温かく、見る側の体験、経験に呼びかけてきて自分の過去や未来を見直したくなる」(86・女)

「このドラマとともに生きてきた」(47・男)