30年来の親友に「寿司を食わせてやる」

「それでも草彅くんはクサることはありませんでした。『俺が俺が』となりがちなメンバーの中で、いつも一歩引いてほほ笑んでいる。どのメンバーとも仲良くできて、グループの緩衝材になっていた。礼儀正しいし、現場での評判もよかったですよ」(アイドル誌編集者)

 そんな草彅と、とりわけ絆が深いのが3歳年下の香取だ。草彅にとってメンバー中で唯一の年下だ。

「SMAP結成時に小学生だった香取くんは、草彅くんにとって唯一威張れる存在だったんでしょう(笑)。香取くんの実家は横浜なのですが、埼玉・春日部にある草彅くんの実家に泊まって、そこから仕事に一緒に行くこともありました。

 当時の有名な話ですが、草彅くんが『寿司を食わせてやる』と香取くんを実家近くの寿司屋へ連れて行ったことがあるんです。でも、2人でカウンターに座ったものの注文の仕方が分からず、結局は上寿司のセットを注文して食べたそうです。しかもお金が足りなくて、後から草彅くんのお母さんが払ったとか(笑)」(テレビ関係者)

 当時の草彅と香取は公私ともいつも一緒で、オフの日には一緒に原宿に遊びに行くこともあったという。それからも辛いときに一緒に抱き合って泣くことがあったと明かすなど、30年来の親友だ。

 ひとつ年上の稲垣は堀越学園高校の同窓生だ。学年が1つ違いなので、2年間は同じ学園内で過ごしている。しかしその高校生活は対照的だった。

「ごろちゃん」から「ごろさん」へ

「稲垣は1年生の時にNHKの朝ドラ『青春家族』にレギュラー出演していて、すでに売れっ子だった。卒業した年の10月には『二十歳の約束』(フジテレビ系)で月9ドラマ初主演も果たしている。

 一方の草彅はあまり仕事がなかったが、春日部の実家から堀越学園まで3年間、無遅刻、無欠席で通った。品行方正、学業優秀者に贈られる『堀越賞』を芸能人コースでは初めて受賞しています。腐ることなく頑張ったのは草彅ならではでしょう」(同前)

 草彅はそんな稲垣のことを長らく「ごろちゃん」と呼んでいたが、30歳を超えたことから「ごろさん」と呼ぶようになった。

「草彅は気配り上手で、他人への配慮を欠かさない。だからこそ格好良くて天真爛漫、自由人の稲垣はある意味で憧れの存在なのかもしれませんね」(アイドル誌記者)

 元SMAPの中で唯一、ジャニーズに残り、孤立している感のある木村ともいい関係を築いていた。