〈あらすじ〉

2015年、ロンドン。かつて「泥棒の王」と呼ばれたブライアン(マイケル・ケイン)は、裏社会から身を引き優雅な余生を送っていた。しかし、愛する妻が急逝し、知人のバジル(チャーリー・コックス)から大掛かりな窃盗計画を持ちかけられると、盗みへの欲望が蘇り、昔の悪友4人に声をかけ、平均年齢60歳超の窃盗団を結成する。ロンドン随一の宝飾店街“ハットンガーデン”の貸し金庫の襲撃計画は大成功を収めるものの、その取り分をめぐって、仲間同士が疑心暗鬼に苛まれ始める。

〈解説〉

英国史上最高額かつ最高齢の金庫破り事件を映画化。ベテラン俳優が窃盗団を演じるクライム・エンターテインメント。『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュ監督作。108分。

中野翠(コラムニスト)

★★★★☆錚々たる顔ぶれ。実話ベースの窃盗話というので期待しすぎたかも。さすがにゆるい。T・コートネイで☆一つオマケ。

芝山幹郎(翻訳家)

★★★☆☆ゆるくて穴の多い作りだが、昔なじみの渋茶顔がこれだけ揃うと点が甘くなる。使い込んだ毛布にくるまっている気分。

斎藤綾子(作家)

★★★★☆泥棒でも老いて技と勘に磨きがかかるのか? 盗んだ金品の隠し場所が定かでないのも老いのせい? 仰天の実話に失笑。

森直人(映画評論家)

★★★☆☆もはや定番企画のシニア名優チーム物。無難な軟着陸のさせ方だが、薫り高き英国の粋。60sロックも渋くハマってる。

洞口依子(女優)

★★★☆☆あのハリー・パーマー(ケイン卿)を筆頭にかつての犯罪者やハスラーを演じた英国屈指の白髪翁俳優軍を従えても緩い。


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『キング・オブ・シーヴズ』(英)
1月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
https://kingofthieves.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年1月21日号)